2017年05月28日

インプットは必要か(書きなぐり)

創作者は常にインプットするべきかどうか。
(以下とりとめもない文章で、思いついた事を書きなぐっています。大した落ちも結論もありません。お暇な方はどうぞ)

先に結論らしき事を言ってしまうと、創作している人はインプットを怠るべきではない。
自明の理だ。だがそれなら何故抵抗感があったり、時々議論になったりするのだろうか。

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何かをインプットをすると自分の中にある筈の「オリジナリティ」的なモノが損なわれるのではないかという感情は、自分もどこかにある様な気がする。
あるいは、「今現在の自分」が生み出すものは至高であり、何かで変化させてしまいたくないという感情。

しかしそんなものはたぶんクソみたいなものだ。インプットしなければ、やがてアウトプットはできなくなるのだから。

だってそもそもの出発点が、何かを創作したいとなったキッカケが、過去に何かを取り入れたからに違いないはずだからだ。
少なくとも自分はそうだ。
なのに、なぜ今は新しい何かを取り入れる事を恐れる感情などというものが出現するのか。

***

自分が作品を作る根っこになる作品と出会ったのは随分な過去なのかもしれない。
しかし現在の作品から、作品を作るためのトキメキを感じられないのであれば、それは自分の感覚が摩耗しているだけではないのか。ポジティブに考えるのであれば、それだけ目利きができるようになったとも言える。

これは老化だろうか。あるいは円熟なのだろうか。

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新しいものを取り入れる事に対する恐怖や忌避感の具体的な原因をひとつ思いついた。
創作者が新しいものを取り入れた事によく起こるとされる「迷走」と言われるアレだ。

たぶん誰もが経験したことのある、死ぬほど好きだった作家が時間とともに自分の好みから離れてしまう事。
新しい試みで絵柄が変わってしまったり、作風が変わってしまったり。
その結果としてフェードアウトしてしまう。

(だが、フェードアウトしてしまうのは自分の好みからハズレてしまうからであって、フェードアウトした先でヒットする事もある。だが、そのヒットは自分の視点からは観測出来ないことが多い。なぜならフェードアウトしてしまっているからだ。)

変わってしまった創作者を、人生の上で何度か見る内に、変わることに対する恐れを覚える。
変化に対する忌避感の源泉はこれではないだろうか。
しかしこの時、変わっているのは変わってしまった創作者だけでなく自分も同じく変わってしまっている可能性がある事は考えて置かなければならない。

創作者は常に不安定でなければならないと聞いたことがある。
それは多分、現在の自分に満足してはいけないからという意味が含まれているんだと思う。
変わらなくてもよいと考えてしまうのは、どこかで現在の自分に満足しているからだ。
創作者は常に自分に対して不満を感じていなければならない。でなければ成長もない。
しかし不満に押しつぶされてもいけない。

書いている内にもう一つ気づいた事がある。
一定以上の地位を築いた人は、一見して変化していないように見えるのだ。
これもきっと、変化を忌避する一端になっている気がする。
しかし、一定以上の地位を築いている人も多くは変化を繰り返していると思う。根拠は無い。だが少なくとも過去に変化を繰り返した末に一定以上の地位へと上り詰めた事は間違いない。

***

どれだけ変化が怖くても、過去に体験した死ぬほど好きな作者の変化がどれだけ辛かったとしても、やはり創作していく以上は変化を受け入れていかなければならない。
そして、変化するために、他の創作物をどんどんと取り入れていくべきなのだ。
変化はわかりやすく外見的な部分に現れるとは限らない。
内臓が変わっている事も往々にしてあるはずだ。

***

多分、インプットするものは完全に新しいものでなくても良い。
何度も見た物語に、また何度も浸るというのも良いのだと思う。
しかしそれは新しい何かが伴わなければならない。
ソレは多分、仕事やらSNSやらでも良い。
つまり繰り返しの日々から新しいものを取り入れられる事も大事になる。

しかし、新鮮なものを取り入れる事はやはり必要だ。
特に市場に出回って、今現在の評価を受けているもの。自分の手元に届くもの。
ヒット作であればなおさらだ。

***

理想としては、インプットしたものを細かく噛み砕ける歯と、どんどん自分の栄養として消化できる鉄の胃袋が欲しい。噛み砕けない弱った歯や、消化不良を起こしてしまうような弱った胃袋ではいけない。鍛えよう。
そしてアウトプットできる腕。腕が欲しい。

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事前に断ったとおり、とくに落ちも結論も無い。
とにかく、新しいものは常に取り入れていこう。
posted by おもむろに at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 桜井AJ
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