2018年04月14日

オクジョー・スモールトーク

学校というのは教師にでもならない限り学生時代しか通うことを許されない特殊な空間。
でも誰もがそこで毎日生活した経験があるため、創作においては日常を表す定番舞台装置と言えます。
学園モノや日常系は言わずもがな。
非日常モノでも、学生主人公ならその背景には学校生活という日常を持ってます。

そんな日常空間である学校の中にあって、どこか特別で異質な空間というのがいくつかあります。

使われていない空き教室とか、
授業がないと行くことのない特別教室棟とか、
普通に生活してたらあまり行く機会のない保健室とか、
下校時刻過ぎて残ってたら怒られるから誰もいないはずの放課後の校舎とか、
ホラー小説とかでしか見たことのない木造の旧校舎とか、

小学校入学から高校卒業までで12年間も生活するのに妙に馴染みの薄い場所。
そういう場所はなんとなくいつもと違った感じ、非日常的な雰囲気があってソワソワします。
放課後の校舎とか、同じ場所なのに時間帯によって性質が反転するとこなんかは面白みがあって好き。


そして、こういう場所の中でも一際よくネタにされる場所こそ、屋上という気がするのですね。

現実では立ち入り禁止にされてることが多いけど、創作の中では屋上は普通に開放されていて昼飯食べたりサボったり告白したりされたり謎ヒロインと出会ったり飛び降りたり電波が届いたりコスプレして口笛吹いたりとエピソードに事欠かない。
入り口がだいたい1つしかない閉鎖的な空間で、誰にも見つからない場所で、落ちたら死ぬ危険な場所で、でも空が近い開放的で気持ちのいい場所。

不思議で素敵な非日常空間としては学校の中でも随一じゃないだろうか。
だから創作の中で上手く舞台装置として活かせている作品を見るとちょっとうれしくなります。


地に足を付けて生きている我々人間にとっては、高い場所、というだけで非日常性があるものです。
摩天楼とか観覧車とかジェットコースターとかさ。
地続きじゃないのがいいんだろうか。

でも、いざ自分たちの作品に屋上出そうとするとこれが中々難しい。学校どころかそれ以外の屋上でも難しい。
背景に使う写真素材が滅多に見つからなかったり、撮りに行こうとしても場所の当てがなかったり、意外と狭かったり、周りの建物の方が高くて開放感低かったり、結構人からすぐ見つかりそうだったり、あと高くて怖い。

なんとなく現実のつまらなさを思い知らされる場所でもある。それが屋上。
okujo.jpg
とあるビルの屋上。
posted by おもむろに at 12:16| Comment(0) | TrackBack(0) | みょんで